東京藝術大学附属高校を経て、東京藝術大学を卒業。「安宅賞」受賞。同大学院修了後、ロンドンに留学し、マリア・クルチョ女史に師事。 1983年、ミュンヘン国際コンクール、ヴァイオリン・ピアノ二重奏部門で第3位入賞。これまでに、国内外の著名アーティストと多数共演、高い信頼を得ている。フィンランドのクフモ、サヴォンリンナ、イギリスの湖水地方、アメリカのボウドイン、アイルランドのウェスト・コークなど、国内外の音楽祭に招聘されるほか、NHK-FM、BBC等にも出演。'04年には、妹、蓼沼明美とピアノデュオによるリサイタルを開催。 '06年にはCD「姉妹デュオによる珠玉の連弾」(アート・ユニオン)をリリース。 同年、澤 和樹とのデュオ結成30周年記念リサイタルとして「ベートーベン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全曲チクルス」を日本各地ならびにイギリスで開催し、成功をおさめる。’11年1月、ヘンシェル弦楽四重奏団との共演によるCD「シューマン&ブラームスのピアノ五重奏曲」をキングレコードよりリリース、音楽誌上で高い評価を受ける。また、’14〜15年の「シューベルト、シューマン、ブラームスをうたう」シリーズのライヴCDは、いずれもレコード芸術誌特選盤として紹介されている。
現在、洗足学園音楽大学、桐朋学園芸術短期大学、吉祥女子高等学校講師。