林 宗一郎(はやし そういちろう)
能楽師観世流シテ方
京観世五軒家のうち、唯一残る林喜右衛門家の十四代当主。
1979年京都市生まれ。
3歳で鞍馬天狗の花見役にて初舞台。
父 十三世林喜右衛門、及び二十六世観世宗家 観世清和に師事。
京都を拠点に活動する。
これまでに「乱 」「石橋」「道成寺」「 翁 」「望月」 「安宅」を披く。
また歌舞伎俳優・市川海老蔵特別公演「源氏物語」「古典への誘い」ほかに出演し、日本の古典芸能の魅力を世界に伝えることを志している。
京都、東京、岡山、鳥取の稽古場にて謡と仕舞の指南にあたり、レクチャーや体験講座などの普及活動を行う。
京都の文化を伝える歴史的建築・有斐斎弘道館の保存・修復に参加し、能楽普及のための定期講座「能あそび」の会場として活用している。また関西セミナーハウス・修学院きらら山荘内能舞台にて、毎年薪能を主催している。
2013年、能楽自主企画公演「宗一郎の会」を発足。
2014年、京都市芸術文化特別奨励者認定。
2017年、岡山ゆかりの幻の能「吉備津宮」を復曲上演する。
同年、日本・マレーシア国交樹立60周年記念公演「船弁慶」、ジャパン・ソサイエティ・ニューヨーク創立110周年記念公演・ワールドプレミア「利休 江ノ浦」に出演するなど、活動の場を海外に広げている。
公益社団法人 京都観世会理事
京都観光おもてなし大使