メニュー

公益財団法人 鳥取県文化振興財団

文字の大きさ
TEL 0857-21-8700 FAX 0857-21-8705

平成29年度とっとりの芸術宅配便実施のようす

鳥取にゆかりのあるアーティストの演奏・パフォーマンスに、心を躍らせる子どもたち。

平成29年度は計36回、約5,378名の子どもたちが生の芸術を鑑賞・

体験しました。


◆ 声 楽 ・オペラ◆


Opera〜s☆ (オペラ―ズ) 


華やかかつ力強い歌声で送るオペラ「ヘンゼルとグレーテル」に、子ども達はあっという間に物語の中へ引き込まれ、

ハラハラドキドキの展開を最後まで真剣に鑑賞していました。


オペラ「ヘンゼルとグレーテル」一場面


オペラの鑑賞の他にも、オペラ一作品を作り上げるためには様々な人達が携わっていることを

スライドを用いてわかりやすく紹介したり・・・

八頭町立八東小学校での実施のようす@(オペラのお仕事紹介)


鳥取にゆかりのある曲や季節にちなんだ曲、そしてアニメ曲から校歌まで、学校の希望を取り入れながら様々なプログラムでお送りしました。

八頭町立八東小学校での実施のようすA


---- インフォメーション1 --------------------------------------------------------------------------

「鳥取県文化振興財団 情報誌Arte(アルテ)1月号 現場レポート」にて

 Opera〜s☆の北谷小学校での実施のようすを紹介しました♪

 詳しくはコチラ ≫≫≫ http://www.torikenmin.jp/arte/201801/3_genba.html

------------------------------------------------------------------------------------



佐々木 まゆみ さん


優しく透き通るような歌声で、童謡やアニメの曲など馴染みのある曲からイタリアの歌曲まで幅広い曲を披露し、

時には少年に扮して初々しい恋を表現し(オペラ「フィガロの結婚」より 恋とはどんなもの)また時には恋人との結婚を父親に必死に頼み込む乙女心を表現したり(オペラ「ジャンニ・スキッキ」より 私の大好きなお父さん)と、多様なプログラムで会場を魅了しました。

  鳥取養護学校での実施のようす


「フィガロの結婚」、「ジャンニ・スキッキ」の各オペラの一場面を演じる際は、先生方にもご出演いただき、

先生方のサプライズ出演に子ども達も大興奮で楽しく鑑賞していただきました。



山尾 純子 さん


6月下旬の実施では、七夕にちなんで「星に願いを」「星の夜」を取り入れたプログラムをお送りし、

山尾さんの優しく包む込むような歌声に子ども達も心地よさそうに聴き入っていました。

鳥取市立国府東小学校での実施のようす


また、耳に馴染みのある「しゃぼん玉」、「茶摘み」をジャズ風やタンゴ風にアレンジし、子ども達もいつもと違うリズムに楽しく手拍子で参加してくれました。

最後に山尾さんと一緒に校歌を歌うと、元気いっぱいな子どもたちの歌声が会場に響きわたり、こちらまで笑顔になりました。



can音e (カノン) 


昔の音楽の教科書に載っていた曲ついて当時の時代背景も織り交ぜながら紹介し、自分達が生まれるずっと前の知らない話に子ども達も興味津々で聞いていました。

その他にも、耳に馴染みのある「こぎつね」「おおブレネリ」を外国語バージョンと日本語バージョンを聴き比べたり、子ども達にも合いの手や合唱で参加してもらう参加型の曲など、幅広いプログラムで最後まで楽しい時間を過ごしました。


八頭町立郡家東小学校での実施のようす(紙芝居を用いて「一寸法師」の歌を披露)


鳥取市立湖山小学校での実施のようす(参加コーナー:2つの曲で同時に3部合唱)


◆ ピ ア ノ◆

新田 恵理子 さん

12月の実施では学校側の希望で、美術と音楽をコラボレーションさせた内容でお送りしました。

スライドに世界の名画を投影し、描かれた各時代背景とあわせて鍵盤史・当時作曲された曲をご紹介いただいたり、演奏を聴きながらのスケッチ、その他生徒の皆さんが事前に作成していた自分の名前に含まれる文字のレタリングをもとにしたメドレー演奏を聴き、自分の文字(名前)がメドレーに入っていたかのクイズを行うなど、盛りだくさんのプログラムでした。

 青翔開智中学校での実施のようす@


その他にもピアノの音の出る仕組みをピンポン玉を用いて実験したり・・・

 青翔開智中学校での実施のようすA


最後にはゲストに声楽家の寺内智子さんをお迎えし、クリスマスにちなんだ曲や喜歌劇を披露してくださり、会場は笑顔に包まれました。

 青翔開智中学校での実施のようすB



◆ ゴ ス ペ ル◆


ゴスペルオーブ

2月の実施ではうっすら雪が積もった寒い日でしたが、ゴスペルオーブの皆さんの笑顔と元気あふれる歌声に会場はあたたかい雰囲気に包まれました。

子ども達の間を縫ってコミュニケーションをとりながら、またジェンベやベルリラ、リコーダー、ピアニカ等、様々な楽器を用いてそれぞれの曲を彩り、会場が一体となって楽しい時間を過ごしました。

  倉吉市立関金小学校での実施のようす

---- インフォメーション1 --------------------------------------------------------------------------

「鳥取県文化振興財団 情報誌Arte(アルテ)9月号 現場レポート」にて

 ゴスペルオーブによる河原第一小学校での実施のようすを紹介しました♪

 詳しくはコチラ ≫≫≫ http://www.torikenmin.jp/arte/201709/3_genba.html

------------------------------------------------------------------------------------



◆ 管楽器(サックス)◆


とっとりサクソフォーンクラブ

7月のとても蒸し暑い日の実施でしたが、4人のアンサンブルによる艶やかで美しい音色に体を揺らしリズムに乗ったり、知っている曲が流れると一緒に歌ったり、また楽器紹介ではアニメの曲やCMの曲が流れると「この曲知っている!」と大興奮する場面も見られました

その他、アンサンブルでは指揮者がいないのに、声も出さず、どのようにタイミグを合わせているのかを、子ども達とのじゃんけんを交えて説明したり、同じ曲の1フレーズを譜面通りとそうでない場合の2パターン演奏し、どちらが良いと思ったかコミュニケーションをとる場面もあり、単に鑑賞するだけでなく、参加し体感する場面を多く取り入れたプログラムに最後まで子ども達が集中している様子が伝わってきました。

 鳥取市立美保南小学校での実施のようす



◆ オーケストラ◆


鳥取大学フィルハーモニー管弦楽団


今年度の実施では、演奏に合わせて子ども達が入場するという新たな試みでスタートしていただき、普段使用している体育館ですでにオーケストラが演奏しているという非日常の風景に子ども達は興味津々で入場していました。また、鑑賞の合間には指揮者体験コーナーや、楽器紹介等を通して、各役割や音の違いを楽しく紹介していただきました。

他にも楽器体験をした子たちによる音出し発表や学校の先生によるサプライズ演奏など、学校により様々なプログラムを取り入れ、目の前に広がるたくさんの楽器、演奏者たち、そして迫力ある演奏に子ども達は終始魅了されているようでした。最後は「ラデツキー行進曲」の演奏に合せて退場し、会場には自然と手拍子が起こり、スキップをしながら退場する子の姿も見られ、心に残る実施になったのではないかと思います。


岩美町立岩美北小学校での実施のようす



◆和 太 鼓◆


逢鷲太鼓連 (おうしゅうたいこれん)


鳥取県東部地区の学校へ和太鼓の魅力をお届けいただいたのは、鳥取市気高町逢坂地区を中心に活動されている逢鷲太鼓連の皆さんです。息の合った元気あふれるパフォーマンスとお腹の底まで響く迫力ある演奏に会場中が魅了され、演奏の他にも、太鼓の歴史や名前、各太鼓の音の違い、リズム等をクイズを入れながら楽しく紹介していただきました。また、体験コーナーでは、子ども達は自分が叩いてみたいと思う太鼓めがけて駆け寄り、「まずは好きなように打ってみよう!」と言われると目をキラキラ輝かせまぶしいくらいの笑顔で生き生きと太鼓を打っていました。その後はみんなで揃えてリズム打ちをし、最後は「ヤァーッ!!!」という掛け声で会場は一体感に包まれ、子どもたちの満足そうな表情がとても印象的でした。

 鳥取市立津ノ井小学校での実施のようす



倉吉打吹太鼓奏者の会


今年度は、鳥取聾学校ひまわり分校と皆生養護学校の皆さんの合同開催という形で倉吉打吹太鼓奏者の会の皆さんに和太鼓の魅力をお届けいただき、一糸乱れぬ大迫力の演奏では、リズムに乗って体を揺らしたり、足でリズムをとる子、また演奏を見ながら打つマネをする子の姿が見られるなど、楽しく鑑賞していただくことができました。

体験の際は、太鼓の前に立つと待ちきれずバチで太鼓を打ち出す子も見られ、和太鼓にとても興味を持ってくれている様子が伝わってきました。

 鳥取県立聾学校ひまわり分校

 皆生養護学校での実施のようす



◆邦  楽◆


大西 瑞香 さん


日本の楽器について、コミュニケーションをとりながら各楽器の歴史や特徴、演奏手法等を紹介していただき、楽器の説明では、普段見ることのない箏の裏面を見たり、尺八の音の変え方を目の前で披露していただき、子ども達はアーティストならではの技術、知識に、思わず驚きの声を上げたり拍手をしたりと、興味津々で耳を傾けていました。

耳馴染みのある「春の海」を演奏すると、心落ち着かせる豊かな音色に包まれ、子ども達は邦楽の世界に引き込まれていました。

  米子市立義方学校での実施のようす


楽器紹介では箏や尺八、三味線以外にも、古代の箏や土笛も紹介していただきました。

 湯梨浜中学校での実施のようす@


体験コーナーでは、箏と尺八に実際に触れ音を出してみました。

箏の体験では、待っている子たちも体験している子たちの手元をのぞき込み、期待を膨らませているようでした。

尺八の体験では、筒の中をのぞいたり、音が出るようそれぞれ楽しみながら試行錯誤し、音が出るととても嬉しそうな表情が見られました。

  湯梨浜中学校での実施のようすA


とっとり邦楽合奏団


邦楽の魅力をお届けしてくださったもう1組のアーティストはとっとり邦楽合奏団の皆さんです。クイズを取り入れながら各楽器について説明をしてくださり、また流し爪等の箏の奏法も披露してくださいました。間近に聴いた子ども達からは、「すごい!」と歓声が沸き起こったり、尺八の説明では、長さの違う尺八の音の違いに驚く子の姿や、たった5つしか指穴がないことに驚きの声を上げている子の姿も見られ、日本の楽器に興味を持ってくれている様子が伝わってきました。

また、演奏する曲について、演奏前に作曲者や曲の情景等について説明し、それぞれの曲を味わって聴くことができたのではないかと思います。


湯梨浜町立泊小学校での実施のようす@


湯梨浜町立泊小学校での実施のようすA



◆ヒップホップダンス◆


D.M.K・LNFO(ディー エム ケー・エルンフォ)


ヒップホップダンスの魅力をお届けしてくださったのは、D.M.K・LNFOの亜矢さんとanさんのお二人です。リズミカルでキレのあるエネルギッシュなダンスに自然と手拍子が起こり、観終わった後は「かっこいい〜!」と歓声が沸き起こりました。そして、亜矢さんとanさんから子ども達へのリクエストとして、「踊れるようになること」ではなく、「最後まで諦めないこと」を目標に、一緒にヒップホップダンスを体験してもらいました。一つ一つのステップを体験し、「難しい〜!」と言いながらも会場には終始笑顔があふれ、最後のミニショータイムでは、恥ずかしそうにしている子もいましたが、全員諦めず最後まで笑顔で踊ってくれました。

子ども達だけでなく、先生方も一緒に踊ってくださり、とても楽しい時間を共有することができました。

境港市立誠道小学校での実施のようす


最後に子ども達からのリクエストにお応えし、フリースタイルを披露!!

鳥取市立美保小学校での実施のようすA




◆アフリカ民族音楽◆


アラマジュバテファミリー


アフリカ・ギニアの音楽を届けてくださったのはアラマ・ジュバテさんと麻子・ジュバテさんのお二人です。ジェンベやコラ、ゴンゴマ等、普段見慣れない楽器に子ども達は興味津々。異国の音楽やダンスに、アフリカを感じながら心躍らせる時間を過ごしていただきました。

ダンス体験の他にも楽器体験やアラマさんと触れ合う時間等、たくさんコミュニケーションをとることができ、アフリカ民族音楽、そしてアーティスト自身をより身近に感じていただけたのではないかと思います。


  鳥取市立日進小学校での実施のようす


 大山町立名和小学校での実施のようす



◆演  劇◆


鳥の劇場


体育館を演劇空間に変化させ、演劇の魅力をお届けいただいたのは鳥の劇場の皆さん。シンプルなセットにも関わらず、演者が登場するとあっという間に子ども達の心は演劇の世界へ引き込まれていました。演者のコミカルな動きややりとりにときに笑い声を上げたり、鍋が爆発するときの音では「すごいね!こわいね!」等、隣の子と目を見合わせ驚く子、また、物語の中に入りこみ過ぎて思わず登場人物に声をかけてしまう子など、演出の一つ一つを味わい、作品を心から楽しんで鑑賞している様子が伝わってきました。

鑑賞の後は、作品中に登場した動物を演じるワークショップ等を通して、演者の皆さんとコミュニケーションをとり、演劇の魅力を堪能していただけたのではないかと思います。

 日野町立根雨小学校での実施のようす


 鳥取市立東郷小学校での実施のようす



PAGE TOP