平成23年度「とっとりの芸術宅配便」実施より、こちらでは
鑑賞型中心プログラム
(吹奏楽、弦楽器、オーケストラ、管楽器(サックス)、演劇・人形劇)
の様子をご紹介いたします。
1つ1つの楽器について、そのつくりや特徴、音の出し方を解説されると「へえ〜!」という驚いた反応が返ってきました。
また、児童代表による指揮者体験コーナーもしました。指揮者によってテンポや曲の感じが変わるのも音楽の魅力の1つですね。
鳥取市立久松小学校での様子
「ドリル演奏」でプログラムを締めくくります。
一糸乱れぬ動き、さらに増す迫力、子どもたちは目が離せないといった様子で、音楽隊を見つめていました。
4曲メドレーのドリル演奏ですが、1曲終わるたびに歓声が上がりました。
鳥取県立白兎養護学校での様子
児童・生徒から届いた感想より
・となりのトトロがよかったです。ぼくも一緒に歌いました。歩いて演奏するのがとてもかっこ良かったです。
・一番心に残ったのは演奏しながらパレードみたいに動くところです。ぼくは思わず「すごい!と言ってしまいました。
・とても感動しました。知っている曲が普段聴くものと違って聴こえて、とてもかっこよくなっていたのでよかったです。
こちらの学校では音楽室を会場にして実施しました。
目の前で見る演奏、音色にくぎづけです。
講師の辺見康孝さんの奏でるヴァイオリンの美しいメロディ、動物の鳴き声…!ひとつの楽器がらいろいろな音が聴こえてきました。
ヴァイオリンとハープの楽器体験もしました。
「どんな音がでるかな?いい音でるかな?」
緊張とワクワクが混ざったような顔をした子どもたち。
1人でも多くの子どもたちにこのドキドキ体験をしてもらいたいと感じました。
南部町立会見第二小学校での様子
児童・生徒から届いた感想より
・ヴァイオリンとハープの演奏を聴いていると、とても心が落ち着きました。なんか楽器が歌っているみたいだなと思いました。
・初めて生の演奏を聴いて「テレビとは違うな」と思いました。同じ楽器でも、テレビは「きれいだな」くらいだけど、実際に聴いてみると「心に響くなあ」とか「私たちのために一生懸命練習して弾いてくれてるんだなあ」とか、生で見ると感じるものがこんなに違うんだなと改めて思いました。
スライドを使った演出や、「にゃーお〜」と子どもたちも声で参加する曲など、楽しいプログラムを考えてお届けしてくださいます。
楽器体験・指揮者体験コーナーもありました。
湯梨浜町立泊小学校での様子
サプライズで学校の校歌も準備してくださいました。
前奏が流れると子どもたちは「なんで知っとる!?」と大喜びです。
オーケストラの伴奏に乗せて元気のよい校歌合唱が響き渡りました。
鳥取市立面影小学校での様子
児童・生徒から届いた感想より
・いろいろな楽器があってすごいです。でも一番すごかったのは、おねえさんとおにいさんの演奏です。いっしょうけんめい合そうをがんばってくださったのがよく分かってうれしかったです。
・ノリノリで立って指揮をしたくなりました。どの楽器も違う音がしていい音でした。ぼくも吹いてみたいです。
・コントラバスが教科書やテレビで見たよりも断然大きかったです。「ヴァイオリンとコントラバスは形は似ているのに音はこんなに違うのか」とびっくりしました。
今回はサックス4重奏の艶やかなハーモニーをお届けしてくださいました。
4種類のサックスについて、それぞれの楽器の大きさや音色の違いなどを実感しながらの実施となりました。
アーティストが子どもたちの目の前までやってきて、「ゲッ、ゲッ、ゲゲゲのゲ〜」とバリトンサックスで演奏してくださいました。
子どもたちも「おお!」と声を出し、友だちと顔を見合わせながら喜んでいました。
こちらの学校にはオリジナルソングがあり、サックス4重奏に合わせて全校合唱しました。全校でとても大切にしている曲だということが、子どもたちの歌声からも伝わってきました。
岩美町立岩美南小学校での様子
児童・生徒から届いた感想より
・どうやったら楽器が吹けるのか知りたいです。ぼくもあの楽器を吹いてみたいです。吹けるか不安だけど、でも1回吹いてみたいです。
・4つの楽器が合わさってきれいな音になるんだなと思いました。4人の息がぴったりですごかったです。学校のオリジナルソングを歌ってくださってありがとうございました。
◆ 演劇 ・ 人形劇 ◆
演劇は命の物語「ねこ はしる」を鑑賞しました。
友情、一生懸命生きる素晴らしさ、命の大切さとそれを見守る周りの愛…終わった後に切なく温かくなれるお芝居でした。
講師はアートインAsibinaの3名。3名の役者さんから、いろんな動物や自然が生まれてきました。
糸電話の楽器”ストリングラフィ”をはじめ、音楽も全て生演奏!
自分たちがお芝居をする時の参考にしようと思った児童もたくさんいたようです。
児童・生徒から届いた感想より
・この演劇は、本当の友情や人が生きていく中で必ず出会う乗り越えなくてはならないものというものが表れていたと思います。ぼくもラン(主人公の猫)のように、うまくいかないことがあっても何度も何度もやってみようと思いました。
・げきがすごく上手でした。わたしも大きくなったらあんなふうに子どもたちにやってあげたいなと思いました。また、ちがうお話も見てみたいです。
人形劇は人形芝居くりちゃんによる「ぬればやまのちいさなにんじゃ」を鑑賞しました。
自分の目標に向かって懸命に生きる主人公あきちと、それを見守り、厳しく温かく接する天狗さまとのやりとりに心打たれます。
人形の動き、声だけでなく、効果音、背景の転換にいたるまで、1人でしておられると聞いて、子どもたちもびっくりしていました。休憩時間には、舞台の後ろに本当に誰もいないのかのぞきにいっている子どもたちもいました。
児童・生徒から届いた感想
・1人で人形をいくつも操っていてすごいと思いました。舞台裏を見たらすごく工夫がしてあって驚きました。私も1人でなにかできるようになってみたいと思いました。
・丸太がどんどん増えたり、水運びの桶もどんどんでてきたので、どうやってやっているのか不思議でした。