Vol.10 特定天井改修工事

 改修工事開始から早くも4ヶ月が経ち、徐々に新しいカタチが見えつつあります。
そんな中いち早く大ホールホワイエの改修工事が完了しました。

 

 工事当初の物々しかったアトリウムは、工事用の足場が撤去されほぼいつもの姿を取り戻しました。
大ホールホワイエは特定天井改修工事と呼ばれる工事を行いました。
特定天井とは、人が日常使用する場所に設置された、高さが6m以上、面積が200平方メートル、重さが2kg/平方メートルを超える吊り天井のことで、倉吉未来中心の大ホールホワイエはこれに該当するため改修工事が行われました。
※吊り天井・・・天井ボード等が吊られている天井のこと。

 この工事を行うことにより、地震の際に天井ボードが落下する可能性を大幅に減らすことができます。

【工事前】
工事前に照明やスピーカー、スプリンクラー等を外しました。

【工事中】
 
天井ボードを剥がし、内側がむき出しの状態になりました。

【工事後】
 
改修工事を終え、新しい天井ボードを取り付けたところ。

 見た目はほぼ変わっていませんので、天井を見上げただけでは「工事でどこが変わったの?」と思われるかもしれませんが、中身はしっかりと変わっており、耐震性や安全性が大きく向上しています。

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 天井に埋め込まれているスピーカーも今回の工事で落下防止策が行われました。
万が一スピーカーが落下することがあっても、ワイヤーが支えるため、人に当たらない高さで止まり、なおかつスピーカーケーブルに負荷がかからないようになっています。

 なお、今回設置された足場のおかげで4Fホワイエ最上段の窓から外の景色を見ることが出来ました。
生憎のお天気でしたがこの角度で景色を見ることは恐らくもうありませんので、もっと写真を撮っておけば良かったなと今更思い始める担当なのでした。

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