鳥取県立 米子白鳳高等学校
鳥取県立米子白鳳高等学校は全国屈指の規模を誇る弥生集落「妻木晩田遺跡」や奈良白鳳時代の遺構が残る古代ロマンの風薫る米子市淀江町にある昼間定時制・通信制の独立校です。定時制では、1学年60人の小さな学校ですが、「挑戦、未来を拓く」を校訓に日々勉学と部活動に励んでいます。
淀江さんこ節
郷土芸能部は平成17年学校設立の年に創部。
地元淀江に伝わる「淀江さんこ節」を淀江さんこ節保存会の指導のもと、継承・発展に努めるとともに、数多くの公演活動を行っています。鳥取県西部地区を中心とした老人介護施設や、保育園、地域のお祭りへの参加をはじめ、台湾や韓国、ロシアでの公演も経験し、この夏には岩手県盛岡市で開催された全国高等学校総合文化祭に出場しました。
「淀江さんこ節」は江戸時代から伝わる古い唄です。
港町淀江にやってきた九州・北陸・隠岐の船乗りたちの持ち寄った唄と地元淀江の唄が溶け合い独特の唄に発展していきました。明治時代には、淀江に現れた美しい唄の女性「さんこ」が、彼女独特の節まわしをつけて歌い人気を集めました。淀江さんこ節は元々は労働歌であり、辛い仕事を楽しくし、またその仕事量を計る目安にもなっていました。様々な作業の中から、曲のテンポに合い、滑稽な仕草の「壁塗りさんこ」が踊られるようになりました。また、「銭太鼓」は県西部を発祥とされ、お目出度い芸能として、宴席でもてはやされました。さらに江戸時代から産地として有名な「江戸傘」を用いた「傘踊り」を踊っています。
演 目
♪淀江さんこ節
■大切にしていることば---------------------------------------------------
笑顔と元気
■Message --------------------------------------------------------------
淀江さんこ節は見てくださる方に「笑いと福」を与える芸能です。
米子白鳳高校の演じる淀江さんこ節で、皆様に笑顔になっていただき、
幸せな気分を感じていただけるよう精一杯頑張ります。