Vol.6 探検ツアーのご紹介!

 こんにちは!最近、3歳になる娘から「お父さんのお仕事って何?」と聞かれるようになりました。なんでも知りたがる年頃のようです。
そんなうちの娘のように、舞台のお仕事ってなんだろう?を解決するのにピッタリなイベントが「ホール探検ツアー」です。



 これは、今年の1月にホール探検ツアーを開催したときのチラシです。
中部在住の小学生の皆さんやその保護者の方はこのチラシを見た事があるかもしれません。
未来中心を、ホールを身近に感じていただきたいという想いから、小学生以上の方を対象に開催しています。今年は約50人の皆様にご参加いただきました。
今回のホールレターは、このホール探検ツアーの一部をご紹介します。



 この写真はオーケストラピット昇降体験の様子です。(ここからは省略してオケピと呼びます。)
オケピは、オペラやバレエの公演で使用します。これらの場合、舞台ではお芝居が、オケピではオーケストラによる演奏が行われます。
また、オケピを舞台面まで上げて、舞台を拡張して使うこともできます。
通常、オケピの部分には客席があるのですが、オケピを使用する時、客席部分は地下に収納されています。ツアー参加の皆様には、オケピに実際に乗っていただき、客席が収納されている様子を見ていただきました。



 この写真はスモークマシンを用いた空気砲体験の様子です。
スモークマシンはライブやコンサートで明かりを綺麗に見せたい時や、演劇で機械の故障や火災のシーンなどの煙として、演出効果を高める目的で使用されます。もちろん、安全に配慮して身体に影響のない煙を使っています。
探検ツアーでは本来の使い方と異なりますが、このスモークをダンボールに充填し、そのダンボールを叩くことで空気を押し出して的を倒す、といったことを行いました。テレビで見た空気砲の体験ができ、子どもたちは楽しんでいるみたいでした。(大人もかなり楽しいですよ!)



 音響・照明設備の操作体験も行いました。左の写真は「音響室」、右の写真は「調光室」の様子です。音響室では、マイクを使って自分の声を変えたり、タイミングに合わせて効果音を出したりしました。
調光室では、舞台の後ろにある「ホリゾント幕」に照明を当てて幕の色が変わったように見せる照明の操作を体験しました。ホリゾント幕の色が変わる様子は、朝の子ども向けテレビ番組でもよく見かけます。また、プロジェクターからホリゾント幕に映像を投影することもできます。 



 こちらは雪かごの体験をしている様子です。雪かごは日本舞踊等で、文字通り雪が降るシーンで使います。客席からは見えない位置にかごを吊り、舞台袖に下したロープを引っ張って、雪に見立てた和紙を降らせます。強くロープを引っ張ると大雪になりますし、かといって弱すぎると細雪にもなりません。丁度良いというのはなかなか難しいものです。
また、雪かご以外にも照明を組み合わせることで背景に結晶を出し、ポップな感じにすることも出来ます。


 「楽屋」の見学もあります。楽屋では、打合せをしたり、着替えをしたり、食事をとったり、雑談を楽しんだり、全集中したり・・・出演者さんそれぞれが自由に過ごして本番を迎えます。あの時未来中心に来たあの人もこの楽屋でくつろいでいたかもしれません。
部屋の内容は是非自分の目で確かめてみてください!

 

 その他にも、普段あまり見ることのできない「舞台から客席の景色」を見ることができます。 自分の目の前に広がる座席の数々に圧倒されたようでした。
今回紹介したのはほんの一部です。その他にも小ホールでのピンスポット体験やちょっと難しいクイズなど、どうやったら楽しめるものが出来るのか、職員が試行錯誤しながらプログラムを考えています。
 そんな探検ツアー、今年度はいつやるの?ということですが・・・2021年1月よりホールの改修工事を行うため、残念ですが今年度はお休みです。しかし、おうちでも楽しんでいただくため、探検ツアーの動画をYoutubeにて公開中です。是非ご覧ください。


 また、探検ツアーほど盛りだくさんなプログラムではありませんが、子供から大人まで楽しんでいただける、「大ホール見学ツアー」を12月27日に開催します。
こちらは改修前の舞台に立てる最後の機会です。
新型コロナウイルス感染症対策を徹底して実施しますので、多くのご参加をお待ちしております!

→大ホール見学ツアー(終了しました)

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