山陰の城下町・松江のもう一つの顔が、えびす様の故郷・美保関に代表される神話のステージ。実は有数の港町でも。
海からはじまるご利益旅 えびす様の故郷 美保関へ
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当取り組みについて

美保関地区活性化協議会 設立趣意書


美保関は古代から現代までつづく、二千年もの歴史がある港町です。
神話時代の神々が鎮座し、中世には関所が設けられた海上交通の要衝でした。
近世には、北前船の風待ち・潮待ち港として栄華を極めました。明治以降も往時の面影を残し、多くの文人墨客の訪れる場所でした。現在もたくさんの有形、無形の歴史資産や文化が生活の中に溶け込み、残されています。
 
こうした長きにわたる歴史を支えたのは、この町の下地にある自然環境でした。美保関の位置する島根半島は、北方からの激しい風波を遮り、穏やかで恵み豊かな美保湾という海を与えてくれています。町の後方の山に足を伸ばせば、木々や四季折々の山の幸が我々を迎え入れてくれます。また。伯耆大山の美しい風景は、日本海でも数少ない南向きの港だからこそ、得られるものなのです。
 このように美保関では、海や半島などの自然の中で、歴史を紡ぎ、文化を蓄積してきました。

近代以降、船舶の大型化などにより、美保関は商港としての役目を終えましたが、先人たちは漁業と観光で町を盛り上げようと、公共事業を誘致しつつ、漁業改良や観光客の受け入れ体制の拡充などさまざまな取り組みを行なってきました。さらに、高度成長期以降の全国的な自動車の普及に対応するため、道路や駐車場整備も行なわれました。これらにより昭和50年代前半には非常に多数の観光客が訪れることとなりましたが、それも長くは続きませんでした。そして海との関係で造られてきた港町の風景も、大きな変貌を遂げることになったのです。
 
現在美保関は、グローバリゼーションの波が押し寄せ、大きな変化にさらされています。漁業については、全国的な漁獲高の停滞、石油の高騰、そして後継者不足が深刻です。観光については、「農間稼ぎ」が中心だった観光のあり方の多様化、旅館や土産物屋の閉店、観光客の減少などが顕著です。そして何よりも過疎高齢化が著しく進み、小学校などの公共施設の廃止、商店などの生活施設の相次ぐ閉鎖など、日々の暮らしを営むことが困難な状況になってきています。

わたしたちは近年、このような美保関が置かれている状況に対し、何らかの行動を起こしたいと考え、会議や勉強会を重ねて参りました。そしてこの度、この活動をより効果的なものとするため、美保関地区活性化協議会を設立することといたしました。
 
本協議会が最も重視するのは、美保関に住む人々の日々の「暮らし」です。美保関の人々が「ここに住み続けたい」と思うような町、そして年老いても「住みつづけられる町」にすることを目的に、様々なアクションをおこしてゆきます。先人たちから受け継いだ歴史文化と自然を最大限に活用し、町の経済的な活性化と生活環境の改善に取り組んでゆきます。そして『隣人の幸せを自分の幸せと思い、不幸を自分のそれと思えるような地域づくり、隣人それぞれが相互に尊重し合い、力を活かしあい、また助け合っていける、そんな町づくり』を目指して我々皆で知恵と力を出し合う場として本協議会を立ち上げ、皆さんのご協力と活動への参画を願ってやみません。

美保関には都会にある色々なモノがありませんが、幸いにも都会にはないたくさんのモノが残っています。美保関の外の人々とも交わり合いながら、美保関が誰からも愛される町になりますように。


平成20年6月9日
美保関地区活性化協議会



 

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美保関地区活性化協議会 連絡先
〒690-1501 島根県松江市美保関町美保関661番地美保関地区公民館内 TEL/0852-73-0420(協議会内)