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石谷家住宅

敷地面積3000坪、部屋数なんと40以上!
江戸〜昭和期の歴史が折り重なる和風建築の粋

石谷家住宅

 重厚な大門で人々を出迎え、3000坪という広大な敷地に部屋数が40以上ある邸宅、7棟の蔵、美しい日本庭園を持つ「石谷家住宅」。石谷家は、元禄年間(1688〜1704)の初期に鳥取城下から智頭に移り住み、この地で繁栄してきた旧家。江戸時代には大庄屋を務めつつ地主経営や宿場問屋を営み、明治に入ると大規模な林業を営む事業家、国政に参加する政治家としても活躍してきました。

吹き抜けの土間 それまでは江戸時代に建築された町屋形式の家屋でしたが、林業経営の事業所としての機能を持たせるため、大正8年〜昭和4年にわたり大規模な改築に着手。地元の大工・田中力蔵が設計を務め、最高の資材、最高の施工技術を用い、元の家屋の良さを生かしつつ大正・昭和の新しさを加えた屋敷形式へと変えていきました。一つの家屋の中で江戸〜昭和という長い歴史の重なりを見ることができる貴重な和風建築で、2009年10月に国の重要文化財に指定されました。

 壮大なスケールを持つ主屋は2階建てで、入母屋造り桟瓦葺き。40以上という部屋数の多さは、70名ほどの従業員を抱え、林業経営にかかわる多くの人が出入りする事務所としての役割があったから。玄関に入ってまず驚くのが、赤松の巨木を使った迫力の梁組が見渡せる吹き抜けの「土間」。重厚感にあふれている上、建築にかかわった職人の心意気が感じられるようです。約14mという高い吹き抜けは、イギリス留学の経験がある田中力造が、木材の展示場や商談をする場所としての機能を有するホール風に設計したと思われ、“見せる空間”としての要素があったようです。

 屋敷の見どころは数多くありますが、特筆すべきは、智頭町出身で、日本美術院で修行した仏師・国米泰石が彫刻を施した欄間と各部屋から望む日本庭園の素晴らしい景勝。繊細な細工の彫刻は実に見事で、石谷家全景や諏訪神社をあしらったものなど、一部屋一部屋モチーフの違う欄間に注目して回るとまた違った見方ができます。

日本庭園庭園は、江戸座敷と一体となって作庭されている「池泉庭園」、鳥取民芸運動の指導者・吉田璋也デザインの「書斎・食堂」から見渡せる「枯山水庭園」、離れに面した「芝生庭園」の3つが連なっています。生命力あふれる春や夏、紅葉の美しい秋、雪化粧をまとって水墨画のような幽玄の世界を織り成す冬と、四季折々の表情があり、何度見ても飽きることがありません。
書斎・食堂は喫茶・軽食のコーナーになっており、手入れの行き届いた美しい庭園を眺めつつコーヒーやお抹茶、和食のランチや「旬菜カレー」といったメニューをゆっくりと味わうことができます。

 石谷家でのお楽しみをもう一つ。主屋に沿って建つ一号蔵、二号蔵、三号蔵は、実は、美術品や手作り工芸品等が展示されるギャラリーとなっています。あるときは石谷家に収蔵されていた名品の数々、またあるときは地元で活躍する作家たち入魂の作品群と、季節ごとに入れ替えて見応えある展示が繰り広げられています。また、土間や座敷で音楽イベントが行われることも。展示・イベント内容をホームページ等でチェックして、見逃すことなくお出かけください。

 この邸宅の見どころはまだまだいっぱい! 長くつづられてきた歴史、家に込められた人々の思い、ここでしか感じられない空気感を味わいにぜひ訪れてみてください。

  石谷家住宅は重要文化財になりました。

現地情報


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石谷家住宅
所在地/鳥取県八頭郡智頭町智頭396
TEL/0858-75-3500
営業時間/10:00〜17:00
【喫茶・軽食コーナー】10:00〜16:00
定休日/水曜日(祝日の場合は翌日)
       ※但し、4月から11月までは無休
      年末年始(12/28〜1/2)
利用料金/大人500円、高校生400円、小・中学生300円、
      幼児・80歳以上の高齢者・身障者は無料(証明書要)
駐車場/智頭宿駐車場(無料)
ホームページ/http://www.ifs.or.jp/

※「国指定重要文化財」になりました。

ちょっと寄り道

諏訪神社

境内には欅の大木に混ざって多くの楓樹があり、その紅葉は壮観で、古くから紅葉の名勝地として地元に愛されています。

藍染め体験

石谷家住宅の中で、絞り、板染め、型染め等いろいろな技法で 藍染め体験ができます。

杉玉づくり

智頭の“ようこそ”のシンボルとなって、家々の軒下にぶら下がっている杉玉の製作を体験できます。

諏訪酒造・酒蔵交流館「梶屋」

爽やかな酸味と香りを持つ「諏訪泉」、豊かで風格のある味わいの「鵬」、口当たりよくふくよかな旨みの「満天星」といった銘酒を生み出しています。

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