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ちずぶるー

清澄な青色の濃淡が描き出す藍染めの妙技
手塩にかけたその特産品の名は“ちずぶるー”

ちずぶるー

ちずぶるー 商品織り重なる深い杉林の陰を思わせる濃いブルー、そして清らかな千代川を思わせる透明感のある淡いブルー……。たった一つの色なのに、見る人を魅了してやまないそのブルーは、「智頭にふさわしい手仕事の特産物を」と願った女性たちの小さな活動から誕生した藍染めの“ちずぶるー”。濃淡やデザインによって千変万化する印象的な藍の色には、なぜか心を強く惹き付けられます。

“ちずぶるー”は、智頭生まれ、智頭育ちの藍染め。製品は一から十まですべて手作業で作られ、なんと染料の素となる植物の「藍」を育てるところから始まるのです。春の種まき、真夏の暑い時期に3回にわたって行う葉の刈り入れ、乾燥。それから、約1カ月半かけて発酵させ、やっと原料のスクモが出来上がります。ここまでの作業に約10カ月かかるとか。しかし、智頭の澄んだ空気と清らかな水をいっぱい吸い込んだ藍は、この間に“ちずぶるー”ならではの青の発色を準備しているのかもしれません。

染料作りもさることながら、染めを入れる布を縫い締める作業にも大変な手間がかかります。デザインを考えながら正確に絵柄を書き込み、一針一針丹精込めて縫い締め。しっかりと締めないと必要ない部分まで染まってしまうので、とても大切な工程。縫い締めのほか、板やろうで防染する方法もあり、幾何学的な模様から季節の花を可憐に描き出したものまで、多様な絵柄に仕上がっていきます。

藍染めは、藍液に布を浸した後、引き上げて空気にさらし発色させる作業を繰り返して行いますが、ちずぶるーでは水を使って発色させます。水に含まれる酸素が絶妙な色合いを作り出すのです。藍液に浸けたら引き上げてすぐに水にさらすという作業を、納得のいく色合いになるまで何度も何度も繰り返す。心が洗われるようなブルーの発色は、鳥取県東部を代表する一級河川・千代川の上流の町で、深い杉山が育んだ伏流水を持つ智頭ならでは。濃い色にするよりも薄い色を出すほうが難しいそうで、その微妙な色加減を出すのは長年積み上げてきた経験と勘だけ。
染め上がった布は、縫い締めを取り暗い部屋で1カ月間寝かします。1つの作品が出来上がるのに最短で1カ月、凝ったデザインのものなら2〜3カ月かかるのはざら。気が遠くなるほどの作業を通して、ちずぶるーの藍染めは完成するのです。

平成8年から手探りで始まった藍染め。月謝を支払って藍染め作家に一から学ぶところからスタート。失敗を繰り返しながらも、山に暮らす女性ならではの辛抱強さで経験を積み重ね、技術とレパートリーを増やしていきました。そして、10年目を迎えた平成17年6月に企業組合を起ち上げ、“ちずぶるー”は智頭町の特産品としての本格的なデビューを飾ったのです。その人気は日を追うごとに高まり、予約注文も多くなって生産が追いつかないことがあるほど。うれしい悲鳴を上げながらも、化学染料や薬剤を使用せず水を汚さない本当の藍染め、種から育て上げるれっきとした“メイド・イン・智頭”の藍染めに誇りを感じていると、6名のメンバーたちは語ります。

ちずぶるー のれん「杉山」ちずぶるーでは、藍染め体験も開催しています(5名〜、1週間前までに要予約。1人1,000円)。7種類ぐらいのデザインからお好みのものを選び、ハンカチを藍染めしていきます。約20分程で、世界に一つだけの藍染めハンカチの出来上がり。一度体験すれば、藍染めの魅力にハマってしまうかもしれません。
製品の販売は、智頭宿にある「藍染工房ちずぶるー」「石谷家住宅」「諏訪酒造」や、芦津の「山菜料理 みたき園」といったスポットのほか、電話での直接注文も受け付けています。ハンカチやバンダナ、テーブルセンターやバックと種類は豊富。中でも評判なのが、のれん「杉山」。手前から奥に向かってだんだん薄くなっていくブルーで、智頭の山々に整然と立ち並ぶ杉林を見事に表現しています。智頭を訪れた記念に、お土産に、贈り物に最適な“ちずぶるー”をぜひ手に取ってみてください。

現地情報


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企業組合 藍染工房 ちずぶるー
住 所/鳥取県八頭郡智頭町智頭584-1
TEL/0858-75-3630
営業時間/9:30〜17:00
定休日/土・日曜日、年末年始
駐車場/智頭宿駐車場(無料)
主な商品/ミニハンカチ600円、ハンカチ2000円〜、手ぬぐい2000円

ちょっと寄り道

藍染め体験

石谷家住宅の中で、絞り、板染め、型染め等いろいろな技法で 藍染め体験ができます。

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