鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館

■二十世紀梨作りの暦


二十世紀梨作りの暦
12月〜3月
せん定・誘引全体に日光があたって樹がよく育ち、良い果実ができるように、また管理作業がしやすいように、余分な枝を切り取ります。
枝を棚に添わせる「棚栽培」は、風の被害を防ぐために始まったものですが、作業がしやすい、花芽がつきやすい、果実の品質がそろいやすい などの利点もあります。4月
人工受粉二十世紀梨は自分自身の花粉では実が止まらないため、違う品種(長十郎、今村秋、新興など)の花粉を筆でつけてやります。
※おさ二十世紀、おさゴールドは自分の花粉で実がつきます。5月
摘果

品質の良いナシを生産するため、不要な幼果を取り除きます。受粉後14日目頃から始め、形の良い大きな果実を残します。1つの果房には8〜10果程度の幼果が着きますが、通常、この中から1果残します。

5〜6月

袋かけ

黒斑病などの病気や害虫などから果実を守り、肌のきれいな果実をつくるため、袋かけを行います。
 ☆小袋かけ  5月中旬〜
 ☆大袋かけ  小袋かけ後20日以上あけます。

9月

収穫

9月上旬から9月中旬ごろに果実が熟し、収穫ができます。10月〜11月
土壌改良おいしいナシを生産するためには地上部だけではなく、地下部の管理も大切です。深い穴を掘って有機物や土壌改良剤を入れ、健康な根が育つ土に変えてやります。

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